
山口ちなみよりメッセージ
ある日、ある方から「ぜひこれを弾いてほしい!」と楽譜をいただいたのが、この挑戦の始まりでした。
それは、“即興演奏を再現する”という、とても奥深いテーマ。
最初は、どう向き合えばいいのか、いろいろな思いや葛藤がありました。
でも、何十回、何百回とライブ録音を聴いては研究し、練習を重ねるうちに、どの瞬間を切り取っても本当に素晴らしくて、毎回新たな発見と感動があるんです。
そんな中で開催された再現コンサートは、毎回チケットがすぐに完売。
こんなにも多くの方が関心を持ってくださっていることに、心から驚き、嬉しく思っています。
今でも、「何が正解なのか?」を探し続ける日々ですが、こうして一音一音を丁寧に採譜した楽譜が残されていること、そしてそれを通じて素晴らしい即興演奏に触れられることに、深く感謝しています。
キース・ジャレットさんへの敬意を胸に、これからも大切に演奏を続けていきたいと思います。
Chinami Yamaguchi、Piano
伝説のコンサート、「ケルン・コンサート」の感動の再現!
和歌山県新宮市出身。 大阪芸術大学演奏学科を首席で卒業。卒業時に学長賞を受賞。 武蔵野音楽大学大学院博士後期課程ヴィルトゥオーソコースを修了。 学内ソリストオーディションに合格し、武蔵野音楽大学管弦楽団と国内およびドイツで共演。 読売新人演奏会、関西新人演奏会、若い音楽家たちの飛翔、むさしのフレッシュコンサート、和歌山県新人演奏会などに出演。 第9回かがりの里音楽コンクール第1位、第21回日本クラシック音楽コンクール第5位(1~3位なし)、第14回北関東ピアノコンクール第1位を受賞。 ピアノを丹羽節、中村勝樹、重松聡、伴奏法を三ッ石潤司、室内楽をC.ドルの各氏に師事。マスタークラスなどでK.ゲキチ、J.L.プラッツ、J.ダムガード、P.クーイデルの各氏から指導を受ける。2017年には紀尾井ホール、2018年には東京文化会館小ホールにてリサイタルを行う他、室内楽では読売日本交響楽団のメンバーによるカルテット等と多数共演。2023年、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番を大阪交響楽団と共演。