11月10日に北とぴあ国際音楽祭2024に参加公演「通い合う喜び」の制作のお手伝いをいたしました。
日本のドイツ・リート界を代表するアーティストたちによる、愛をテーマにした珠玉のプログラム。シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ヴォルフ、R.シュトラウス、ブラームスといった巨匠たちの歌曲が、詩に込められた深遠な感情を音楽で鮮やかに描き出し、聴衆の心を揺さぶりました。
前半は、照屋篤紀さんの演出によるシューベルティアーデのような、サロンコンサートのような親密な雰囲気の中で、シューベルトらの歌曲を堪能していただきました。まるで作曲家と歌い手が目の前で歌っているかのような、息遣いすら感じられる演奏に、会場全体が包まれました。
後半は、ドラマティックなヴォルフやR.シュトラウスの作品を中心にお届けしました。劇的な要素を、リートならではの繊細さで表現したこれらの作品は、聴衆の心に深い感動を与えたことと思います。
今回の公演では、ドイツリートを初めて聴くという方からも、「心の奥底まで響く音楽だった」や「言葉では表現できない感情が伝わってきた」といった、温かい感想をたくさんいただきました。
普遍的なテーマである「愛」を、音楽という形で表現した今回の公演。今後も、このような心に響く音楽を皆様にお届けできるよう、尽力してまいります。