La Quartina
Cello Quartet
N響の腕利きのチェリスト4人
NHK交響楽団首席チェロ奏者の藤森亮一が中心となり、ファンの要望をふまえ、N響の腕利きのチェリスト4人(当時首席と3人のフォアシュピーラー)で2000年に結成。結成と同時にCDを発売し、またたく間に話題となる。
時にはオーケストラ、時にはパイプオルガンの如く響き渡る彼らのハーモニーは圧巻の美しさ。4人それぞれがソリストであり、オーケストラ奏者でもあり、室内楽奏者でもあるため、4人だけで集まることがとても難しく、コンサートはとても貴重なものとなっている。
2004年に王子ホールで行われた公演では、平日の昼公演にもかかわらず、チケット発売後まもなく完売になり、2005年のかつしかシンフォニーヒルズでの公演でも満席、また2008年7月文京シビックホールの公演でも、チケット発売開始後すぐに完売となり12月に追加公演が行われ、それも完売。その後大人気が各地に知れ渡り、文京シビック計9回、千葉市科学館9回、福島県いわきアリオス、浜離宮朝日ホール、パルテノン多摩ほか各地で完売となるなど、絶大なる人気のアンサンブルとなっている。これまでに、新潟県長岡市での「復興応援チャリティ・コンサート」や、名古屋国際室内楽フェスティバル、北九州国際音楽祭からも招待されている。
CDはマイスター・ミュージックから「シャコンヌ」、「タンゴ・クァルティーナ」、「アダージョ」、「アンダンテ・カンタービレ」、「シンフォニック・クァルティーナ」、「リベルタンゴ」、「パッサカリア」、「15シーンズ」、「皇帝円舞曲」、「バギアーナス・ブラジレイラス」の10枚が発売され、いずれも好評となっている。
2016年から2017年に掛けては、NHK-Eテレ「クラシック音楽館」にも取り上げられ、演奏が5度に渡り放送された。