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artist

髙橋 朋子

Tomoko Takahashi

ピアノ, piano

ベルリン国立芸術大学およびハンスアイスラー講師



彼女の演奏からは体温が伝わってくると同時に、覚醒した知性が感じられる。それは音楽から湧き出るものがおごりや気取りなく、直接澄んだ心で表されるからだ。この人はその敏感な感受性をもって、ひとつひとつの曲に花を咲かせるすべを知っているのである。外見上は静かに動く指から、気高く、洗練された、しかも勇敢で力強い歌が流れ出していく…(ドイツ・コーブルク紙の批評から)。

静岡県伊東市に生まれた髙橋朋子は、声楽家・鈴木美恵子氏、東京芸術大学教授・石澤秀子氏につぎ、東京芸術大学および同大学院修士課程修了まで笠間春子教授に師事した。1988 年に DAAD 奨学金を得て西ドイツ(当時)のベルリン芸術大学に留学し、クラウス・ヘルヴィヒ教授に師事した。以来ベルリンを演奏活動の拠点とし、ソリストとしてモーツァルト、シューマン、メンデルスゾーンなどの作品を得意とし、国内外で数々の賞を受けている。 彼女の並外れた適応力と極めて高い柔軟性は、室内楽のパートナーとして非常に高い信頼と人気があり、ベルリンフィルやバイエルン放送響などのメンバーと頻繁に演奏活動を行っている。 2008 年、シューマンの歌曲集をヴィオラとピアノのために編曲して録音した CD は主だったドイツ放送局から注目され話題となった。現在はベルリンにある 2 つの国立大学(国立芸術大学および国立音楽大学・ハンスアイスラー)の講師を務めている